はじめて部分ウィッグを試着して、鏡を見た瞬間、「うわぁ〜♡」となってしまった私。
……とはいえ、その場で購入したわけではありません。
部分ウィッグを購入する覚悟
部分ウィッグの威力にすっかり魅了されたものの、
当時の私は50代になったばかり。

部分ウィッグを日常的に使うなんて、まだ自分のこととして考えたことがなかったのです。
テレビでウィッグのCMを見かけても、まったくの他人事。
周りにも「ウィッグを使っている」という人は、少なくとも私の知る限りいませんでした。
それに、気軽に「じゃあ、これください!」と言えるお値段でもありません(笑)。
その日は、なんとなく店員さんに品番をメモしてもらい、とりあえず帰宅しました。
その時はまだ、自分がウィッグを買うなんて現実味もなく、本当にその気はなかったのです。
ところが——
あの「うわぁ〜♡」となった高揚感が、どうしても頭から離れない。

カラーもスタイルも、あんなに自分の髪になじむものに出会えたこと。
そして何より、鏡の中にいた「ちょっと前の私」。
考えているうちに、
「これで髪を気にせず、自信をもって出かけられるなら、無駄遣いにはならないかも!」
という気持ちになりました。
そして数日後。
私はそのウィッグを買いに行きました(笑)。

ウィッグデビューを果たすまで
それから私は、自宅であれこれ研究しながら、少しずつなじませるコツをつかんでいきました。
でも、実際に着けて出かけるのはどうしても不安になります。

「これ、本当にウィッグだってわからない?」
自分では自然に見えているつもりでも、見慣れてしまっているだけかもしれません。
そこで、長い付き合いのある仲良しの美容師さん2人に、実際に着けたところを見てもらうことにしました。
まずは何も言わずに会ってみたのですが……
気づかない!
そこで「実はこれ、ウィッグなの~」と打ち明けると、
「えーーー!!!」

という反応。
髪を扱うプロ。しかも長い付き合い。
本音で話せる間柄なので、これは絶対お世辞じゃないはず(笑)。
その反応を見て、ようやく私も、
「これならきっと大丈夫!」
と確信!
それからは、大事なお出かけや人に会う日、白髪が気になるときにも、安心してウィッグを着けられるようになりました。
これが、私のウィッグデビューまでのお話。



