ウィッグデビューをした頃は、大事なお出かけや人に会う日にだけ着けていた部分ウィッグ。
毎日使うなんて、まだ考えてもいませんでした。
———それがいつの間にか、今では私の日常です。
少しずつ変わってきた私の髪

部分ウィッグを使い始めてから何年か経つうちに、私の髪も少しずつ変わっていきました。
白髪は確実に増え、髪のハリやコシも以前とは違う。
全体のボリュームも減ってきて、おでこも少し広くなったように感じていました。
とはいえ、「部分ウィッグがなければ外に出られない」というほどではありません。
同じくらいの髪の変化なら、あまり気にせずそのまま出かける人も、きっとたくさんいると思います。
でも、私は気になる(笑)。
白髪が目立てば隠したい。
髪のボリュームがなくなってきても、できることならふんわり見せたい。
「年齢なんだから仕方ない」
そう思えばそれまでなのかもしれません。
でも私は、年齢を重ねたからといって、きれいでいたい気持ちまで諦めたくはないのです。

なくてもいい。でも、着けたほうが好き
部分ウィッグは、白髪や気になるところを隠すだけのものではありません。
前髪やトップにボリュームが出て、髪にハリやツヤも加わります。
そして、自分の髪だけのときよりも、少しゴージャスで華やかに見える。

もちろん、着けなくてもいい。
でも、鏡に映った自分を見ると、
「やっぱり、こっちのほうが好き♡」
だったら、私は着けたい。
そんなふうに、部分ウィッグを着ける日は少しずつ増えていきました。
「特別なもの」から、私の日常へ
最初の頃は、部分ウィッグを着ける日には理由がありました。
今日は人に会うから。
今日は大事なお出かけだから。
今日は白髪が気になるから。
でも、いつの間にかそんな理由も考えなくなりました。
メイクをして、髪を整えて、部分ウィッグを着ける。
それが、いつもの私。

私にとって部分ウィッグは、「薄毛を隠すために仕方なく着けるもの」とは少し違います。
白髪を隠し、髪をふんわり見せて、いつもの自分をちょっと輝かせてくれる。
洋服やメイクと同じように、自分をきれいに整えるためのもののひとつになりました。
年齢を重ねれば、髪が変わっていくのは仕方のないことなのかもしれません。
でも、きれいでいたい気持ちは諦めなくてもいい。
部分ウィッグは、もう私にとってスペシャルなものではありません。
私の日常なのです。

